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リゾート開発の進むニセコ

道内有数のスキーリゾート、ニセコでは新しいホテルの建設が行なわれています。このリゾート地に最初に目をつけた外国人はオーストラリア人で花園スキー場を東急から買収したのが10年前になります。当初はオーストラリア人のスキーヤーが多かったのですが、中国系のマネーが入り込んで来ると、投機目的で分譲マンションの価格はうなぎ上りになり。スキー場に近い土地の値段も相場の何千倍にも跳ね上がり、今やニセコの山田地区は日本で最も不動産価格が上昇しました。これに嫌気がさしたのかオーストラリア人の来場者は今年度、昨年を下回る結果になり、ニセコはもはや手頃にスキーが楽しめなくなったとぼやく声も聞こえて来ます。私も長い間ヒラフのスキー場でスキーを満喫していましたが、昼のランチを食べるにも座る場所が無いのです。私達日本人はスキー場にはスキーを滑る為に行きます。しかし海外のスキーヤーはリゾートとしてこのスキー場に来ているようで一度レストランのテーブルに腰を据えると何時間でも座り続けます。確かに現在の日本の若者はスキーを満喫出来るようなお金の余裕はありません。日本国内のスキー人口も急激に減少しています。このままではニセコのスキー場の運営にも暗い影を落としかねない状況にありましたが、海外投資がこのスキー場を救ってくれた事も確かです。しかしあまりにも加熱した投機目的の開発は喜ばしい事ではありませんね。
ヒラフスキー場の一等地に建設が進む高級リゾートホテルです。分譲マンションかもしれません。ここ数年ヒラフのスキー場のオープンが遅れて、以前は4月でも上部ゲレンデはパウダースノーでしたが、特に今年は雪解けが早まりました。

駐車場から見た建設現場です。以前はこの場所はただの空き地でした。

ニセコ地区では農地の改良工事が行なわれています。国からの補助金で行なわれています。

スキー場から少し離れると農地の広がる北の大地です。アンヌプリも背景に見えます。ニンジン畑で農家の方が農作業をしています。

7月の終わりには刈り取られる秋蒔き小麦と羊蹄山です。ニセコ山田地区のバブル的なリゾート開発が嘘のように爽やかな高原の風が吹き抜けました。

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