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冬の地球岬灯台

室蘭市の人気観光スポット地球岬灯台です。アイヌ語でチケプ(断崖)を意味する呼び名からチキウに変わり地球岬と呼ばれるようになりました。北海道の地名の由来はそのほとんどがアイヌ語から来ています。アイヌ語でムロエラン(坂の多い所)が室蘭となりました。この灯台は海面から130mの所にあり、展望台はそれよりも高いのでそこからの眺めは水平線が丸く見え、地球が球体である事を実感出来ます。空気の澄んだ冬には遠く襟裳岬と日高山脈を一望出来、噴火湾を挟んで渡島半島の駒ヶ岳、恵山岬、稀に青森の下北半島の先端が見える事もあります。冬の間は観光客も少なく売店の営業はしていませんが、最近では中国からの観光客が目立って増えています。日本人と言えば近所の人が散歩にくるくらいです。夏の地球岬は眼下の太平洋に海霧が発生して雲海の中に浮かび上がる灯台が幻想的です。地球岬灯台は工業都市、鉄の町室蘭の観光の象徴的存在です。

展望台からの眺めです。海面までは150mあり目がくらみそうな高さです。太平洋の水平線が湾曲して見えます。

右手には対岸の駒ヶ岳が雪を頂いています。この海は噴火湾で日本の湾の中では最大の大きさを誇ります。

展望台の反対側は母恋の町と日本製鋼所、新日鉄住金製鉄所、室蘭港も見えます。

白い灯台は潮焼けなどで汚れが目立つため数年に一度塗り替えます。

展望台右手に馬ノ背の断崖があります。40年前は大勢の人がこの断崖まで歩いて行きました。現在は風化により道幅がほとんど無くなり、この場所にいくには命がけになりますので立ち入り禁止となりました。この天辺からの眺めは断崖と灯台が最高のポジションで見る事が出来ます。

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