Photoギャラリー

エゾリスの寝床作り

春はエゾリスにとって最も忙しい季節です。この記念公園の森は明治の開拓当時のまま保存管理されているので,伐採を免れた樹齢300年を越す栗の木や,カイコから絹糸を生産する為に桑の木を植え、建築材に優れている優れているヒノキも植えました。それらの木が百数十年経ちエゾリスの住みやすい森を偶然作りました。クルミの木も豊富にあるので食糧には困りません。しかし,良い事ばかりではありません。町中にある為森の周囲は道路になっていて,飛び出したエゾリスが交通事故に遭い毎年数匹の犠牲が出ています。なんとかして交通事故を減らそうと看板を立てたりして車の徐行を呼びかけていますが,効果は上がっていません。車社会とエゾリスの共存は難しい関係のようです。
ヒノキの皮をむしり取り始めました。

こんな格好でよく落ちないですね。

一度ヒノキの皮を剥ぎ始めると、もうとまりません。

大量のヒノキの皮を口にくわえて運んでいきます。ヒノキの皮は殺菌作用があるためダニの発生を抑えますので、エゾリスは好んでこの皮を寝床に使います。



0 件のコメント

コメントを投稿