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春の足音

今年の北海道は雪解けが早くニセコのスキー場では、メインゲレンデの中央付近の雪が解けてしまい地面が露出してしまいました。森の地面からは福寿草が顔を出し黄色い可憐な花を咲かせています。昨年の台風で倒れたヨーロッパ唐松の伐採が行なわれました。この森林公園は北海道開拓当時にこの地区の開拓の記念として手付かずの自然を残し保護して来ました。切り倒されたヨーロッパ唐松の年輪を数えてみたら135年になり、明治15年に植えられたものと分かりました。樹齢年数と残された記実とが、つじつまが一致しますね。森林公園には赤松も植えられていて、この樹齢も数える事が出来ました。75年前に植えられた事が分かりました。この時代の日本はあの太平洋戦争の始まった年に当たります。昨年の台風10号がなければ切り倒されなかった木の樹齢が分かり、この森の歴史を少し肌で感じた気がしました。今年赤松の木にクマゲラが巣作りをしています。
ヨーロッパ唐松の切り株です。中は空洞になっていて虫食いが進んでいました。直径1mくらいです。

ヨーロッパ唐松の切り口です。年輪を数えたら135本ありました。木の高さは35mくらいで見上げる程の高さです。

福寿草が3つ並んで顔を出しました。クヌギの枯れ葉を破って出て来ています。
クマゲラが赤松に巣穴を掘っています。クマゲラは抱卵する前に何カ所か巣穴を作るので、ここで営巣するかどうかはまだ分かりません。思わぬ邪魔が入るかもしれません。

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