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海霧に覆われる夏の室蘭

太平洋側に面した室蘭は海洋性気候の影響を直接受けます。3月の末ころから海で発生した海霧が北東気流に乗って海岸線に押し寄せて来ます。この現象は室蘭だけではなく釧路や広尾、日高各地の海岸線でも起こり、昔から農業に適さない土地として,競走馬の生産地として発展して来ました。特に室蘭は地形が太平洋に突き出たかたちになっているので、8月一杯この海霧に悩まされます。ただ暑い夏でも気温が上がらず、夏の室蘭は避暑地としては最高の場所です。
イタンキ浜近くの高台から撮影しました。クジラ半島その奥に鷲別岬が見えます。海霧は雲のように海上から押し寄せます。

小高い山を越えて海霧が町の方に流れていきます。真夏でも冷房はいらないほど気温は上がりません。手前が輪西地区で,奥が東町方面で東室蘭駅があります。

大沢の断崖から見たトッカリショです。アイヌ語でトドが横たわっている意味です。天気のいい日は渡島半島も見えます。

地球岬灯台にも海霧は押し寄せますが,灯台のある断崖が突き出ているため、この辺で海霧も弱まり写真右方向にはあまり海霧は流れていきません。白い灯台と海霧は室蘭の夏の風物詩です。

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